本作はハリーポッターシリーズの5作目です。本作ではついにヴォルデモートが復活し魔法界やホグワーツも恐怖におびえる魔法界が変わっていきます。本作ではホグワーツ、不死鳥の騎士団、デスイーターにも新な登場人物が登場します。またそれだけでなく、ホグワーツの新たな試験や校則が登場します。その新たな試験や校則についても考察します。

1ホグワーツの新たな先生

・ドローレス・アンブリッジ

本作で鍵になるのが魔法省から赴任してきたドローレス・アンブリッジ。彼女は闇の魔術に対する防衛術を担当するためにやってきました。全身ピンク色の服でまとい、彼女の部屋は猫のグッズであふれているような今までに登場してこなかったタイプの登場人物です。彼女は闇の技術に対する防衛術の実践的指導を禁止するだけでなく、ホグワーツの校則にも徹底指導を行いました。今までに赴任してきた先生のなかでもダントツにファンから嫌われている先生です。

・ジビル・トレローニー

ホグワーツで水晶を使い占い学を教えています。様々な授業を受けているハーマイオニーから嫌われてしまいますが、予言を当てることに長けた先生です。過去にハリーがヴォルデモートを失墜させることを見事予言し、本作で描かれていませんがヴォルデモートが復活することも予言していました。占い好きの人はぜひ受けたい授業の先生です。

2ホグワーツの試験と校則

・ホグワーツの試験

本作ではO.W.Lという新たな試験が登場しました。その試験を歓迎している生徒はハーマイオニーくらいですが、じつはこの試験はイギリスで実際に行われている試験システムとかなり似ています。ホグワーツでは5年生の時にO.W.L、7年生の時にN.E.W.Tの試験を受けます。実際にイギリスでも中学と高校で大きな試験があり受験をしけなればいけません。試験の結果のカウントの仕方もイギリスの中学と高校の大きな試験と似ているため、作者のJKローリングはここから参考にしてO.W.LとN.E.W.Tを作り上げたといれるでしょう。

・ホグワーツの校則

日本の学校では、髪色、ピアス、化粧、前髪など細かい校則が存在します。海外の学校では日本のような細かい校則がないのがほとんどですが、本作に登場するドローレスは様々な細かい校則を作成しました。例えば、「身なりをきちんと整える」「男女は30センチの距離を保つ」「生徒間で秘密の団体を作らない」などの徹底した校則を作成しました。「身なりをきちんと整える」というのは、シャツを出さない、ネクタイをちゃんとしめるなどのことをいいます。日本と違い髪型や髪色、スカートの長さなどの指定がないのはやはり海外の学校と同じだということがいえます。

3ダンブルドア軍団の登場人物

本作ではヴォルデモートと来るべき戦いに備えるために、ハリー達がダンブルドア軍団を結成し、闇の魔術に対する防衛術の秘密訓練を行うシーンが登場します。守護霊の練習シーンでは登場人物それぞれに異なる動物の守護霊が登場します。その異なる動物の守護霊について考察します。

・ハリーポッター:雌鹿

ハリーの守護霊は雌鹿でハリーの母親も同じ雌鹿が守護霊だったといわれています。守護霊をだすには、楽しい記憶を強く思うことで守護霊をだすことができます。ハリーは両親のことを強く思うことで守護霊をだしています。そしてその守護霊が母親と同じ守護霊とうのが親子の愛を感じます。

・ロン・ウィーズリー:テリア

ロンの守護霊はテリアという種類の犬です。テリアは小型犬ですが、自分よりも大きな犬にも吠えて近づこうとするような勝気な犬です。また本当は怖いと感じていても、勢いで勝負しにいく姿はロンと似ています。これまでのシリーズでも怖いと感じていながらもハリーやハーマイオニーを守るために一緒に戦ってきました。

・ハーマイオニー:カワウソ

ハーマイオニーの守護霊はカワウソです。カワウソは器用な動物で頭もいいといわれています。秀才でどんな困難にも様々なアイデアでハリー達を助ける機転が利く性格はまさにカワウソの守護霊がぴったりな人物なのではないでしょうか。

ルーナ・ラブグッド:うさぎ

本作で初登場のルーナ・ラブグッドはレイブンクローの生徒です。天然でふわふわした性格の彼女はいじめられ子から標的にされてしまう一面もありますが心優しい生徒です。ルーナの守護霊はうさぎです。うさぎは自由奔放な反面甘えん坊でさみしがりの性格だといわれています。ルーナが自由奔放で独特の世界観を持っているのは本作でも感じられる部分があり、うさぎとも共通しているといえるでしょう。

ジーニー・ウィーズリー:馬

ロンの妹ジーニーの守護霊は馬です。ジーニーはグリフィンドールの優秀なチェイサーとしてハリーと一緒にクィディッチの試合を戦ってきました。スポーツ万能で正義感あふれる性格のジーニーにぴったりの守護霊ではないでしょうか。

4デスイーターの登場人物

本作では後半にデスイーターが続々と登場します。そのデスイーターたちについて考察します。

・ルシウス・マルフォイ

ドラコ・マルファイである父ルシウスは本作で完全にデスイーター側に戻ったことが明らかになりました。本作でハリーがルシウスをデスイーター側として目撃したことにより、ルシウスのデスイーターとしての立場が決定的になりました。このことが息子ドラコの未来にも影響してくるという点が悲しいです。

・ベラトリックス・レストレンジ

ベラトリックスは本作で従妹であるシリウスさえも殺します。冷血でヴォルデモートに忠誠心の強いベラトリックスは今後も強力な敵として何度も登場する人物です。またベラトリックスを演じているのはヘレナ・ボナム・カーターで「アリス・イン・ワンダーランド」や「レミゼラブル」など多くの映画に出演している実力派女優です。

5不死鳥の騎士団の登場人物

不死鳥の騎士団は本作から登場する団体です。不死鳥の騎士団はダンブルドアを筆頭にヴォルデモートと戦うために過去に結成された団体です。今までのシリーズに登場しなかった人物が続々と登場します。

・ニンファドーラ・トンクス

ニンファドーラは神秘部の戦いでハリー達を守るべく登場します。本作で詳しくは描かれていいませんが、リーマスと恋に落ち交際しています。ハリーポッター最後のシリーズの「死の秘宝」では子供を授かったことを報告しています。

・キングスレイ・シャックボルト

キングスレイは本作から登場する新たな登場人物です。大柄の体格で存在感がありハリー達を守るべく奮闘してくれる頼りがいのある人物です。キングスレイは今後のハリーポッターシリーズでもハリー達を前身で守ってくれます。

・マッドアイ・ムーディ

前作「炎のゴブレット」から登場しているマッドアイムーディ。見た目が怖いですが実績は輝かしく、闇祓いとしても優秀な成績を残しているといわれています。

・シリウス・ブラック

本作でシリウスはベラトリックスに殺され死んでしまいました。また魔法省の神秘部にアーチがあったため、肉体が残ることはありませんでした。ハリーにとって両親代わりのような存在だったため、ハリーがひどく悲しんだのは言うまでもありません。ファンの間でも人気キャラだったシリウスが今後見れなくなるのは残念です。

6まとめ

以上、ホグワーツ、不死鳥の騎士団、デスイーターの新な登場人物について解説しました。新作が出るごとに闇の魔術に対する防衛術の先生が変わり、その新な先生によってホグワーツは大きく影響されています。ヴォルデモートが復活したことで魔法界のみならずマグルの世界にも影響が及んでいます。今後の魔法界から目が離せません。

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